SSゼミ秋田・2期・第4回

開催日:2013年4月9日(火)

テーマ:「管理会計へ向けてのファースト・ステップ」

生き残る中小企業になるための必須科目。
管理会計の実施へ向けてのまず、何から始めるべきなのかを専門家が解説

講師:株式会社プラグマ代表取締役 堀口恵子氏
実施日時:2013年4月9日(火) 17:00~
担当プロデューサー:竹内健二

【ゼミ詳細報告】

≪第4回スモールサン・ゼミAKITA≫ 平成25年4月9日開催
テーマ
「管理会計へ向けてのファースト・ステップ」

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講師
株式会社プラグマ 代表取締役 堀口 恵子 様
株式会社プラグマ 未来会計事業部長 柴田 照恵 様

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1) 管理会計とは
企業の会計には財務会計と管理会計があり、
財務会計は企業外部の利害関係者へ財務諸表を使い報告する為にあり、
税務会計が代表的である。
一方で管理会計は経営者が企業内部において意思決定や、
経営サイクルPDCAの導入と浸透を図る上で目標の明確化、
共有化(数値化)とその達成率の確認に活用できるものである。
よって管理会計は意思決定会計と業績管理会計とに分けることができる。
尚、管理会計はその形式に囚われる必要がまったくない。

2) 意思決定会計に必要な知識
① 変動費と固定費
財務会計には変動費や固定費の概念はない、売上高に連動する費用が変動費。
一方で売上高に連動せず一定に発生する費用が固定費である。
② 貢献利益=限界利益
売上高-変動費=貢献利益(管理会計)
売上高-売上原価=売上総利益(財務会計)
財務会計上の採算か貢献利益でみるか意思決定のプロセスが変わる。
③ 借入返済可能売上高(生き残りのための最低売上高)
損益分岐点売上高を売上目標にした場合、借入金のある会社は資金がショートする
よって借入返済可能売上高を把握することが重要

計算式
借入返済可能売上高=
固定費+利益目標×(1-35%)÷貢献利益率
   =固定費+(借入金返済金額)×(1-法人税額率)÷貢献利益率
※貢献利益率=貢献利益÷売上高×100

もし、自社の売上高がこの借入返済可能売上高に達していない場合
利益アップが必要 売上を増やすか、経費を下げるしかない。
売上を増やすには単価を上げるか、数量を増やすか
変動費を下げる、固定費を下げる などの意思決定が必要になってくる。

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④ 労働分配率
固定費を下げる場合、その多くを占めるのが人件費であり、
これは労働生産性の問題からも単純に下げられるものではない。
経営指標として労働分配率がある。
これは人件費(給与+法定福利厚生費等)÷貢献利益で求められる。
業種によっても異なるが概ね50%以下が好ましいとされる。
これも意思決定の情報として活用される。
⑤ 企業の安全性に関して
自己資本比率、当座比率、回収支払バランス、借入返済可能年数
などがあり、安全性を向上する為にはこの指標の改善が必要となる。

3)業績管理会計
アポロ11号が何故月面着陸に成功したのか?
ロケット理論
それは月に行くという明確な目標があり、
その為の方法を試行錯誤しながら実行してきたからである。
宇宙船を運ぶサターンⅤロケットを開発し、
アポロ1号から始まり微調整を繰り返し11号で目標を達成することができた。
企業経営においても目標を持つことが重要で、
それは社内の誰にでもわかり共有されなければならない。
数値化と社内掲示、発表は目標の明確化と共有化に有効である。
明確化された目標に対してその方法論を具体化する為には
a) 社員と共に検討しつくる(関わる全員が自分ごとと考えるために)
b) 5W3H Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)How(どのように)+How much(いくらで)、How many(何人で)が大切。
c) 実行する just do it! 決めたら今すぐにやる。
d) 計画と結果のズレを明確化する管理会計上の月次決算
e) ズレを改善する仕組みとして経営会議

4) まとめ
企業経営者にとって最後に一番大切なことは「やり抜く覚悟」だと思う。
そして、社員全員で取り組みボトムアップすることが企業経営にとって重要。

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