SSゼミ広島・2期・第12回

開催日:2014年5月22日(木)

「経営理念とリーダーシップ」

中小企業の経営基盤を固めるために必要な経営理念の考え方や、
必要なリーダーシップについて講義を致します。

講師:SS組織変革プロデューサー 櫻井浩昭 氏
開催日時:2014年5月22日(木)18時00分~
担当プロデューサー:SS企業再建プロデューサー島田健作

【ゼミ詳細報告】

第12回スモールサン・ゼミHIROSHIMA 議事録

日時:平成26年5月22日(木) 18:30~21:00
場所:RCC文化センター
講師:株式会社ストラテジック 代表取締役 櫻井浩昭氏
テーマ:経営理念とリーダーシップ
参加者:コーディネーター島田健作 他18名

■スモールサンインターネットラジオについて 北山社長から
島田プロデューサーよりMCに任命された。6月6日にゼミ広島初回放送配信する。今回は奥河内社長と勝矢社長に登場いただき、個別インタビューをお送りしたい。
番組で流すフレーズ「スモールサン・ゼミ広島!」「広島じゃけん!」を参加者全員声を合わせて収録した。

■ はじめに 島田健作氏
・ インターネットラジオ配信中
スモールサンゼミ講師をはじめ、ゼミ生で手作りされているのでぜひ視聴を。
・ ゼミ2期最終回である。最終回は櫻井プロデューサーの登壇です。
櫻井氏にはゼミ3期も講師をお願いしている。

■ 櫻井浩明氏の講義
◇本日の講義の流れは、
・ 日本全国の中小企業を回って見た、成功した企業の事例紹介
・ 明日の朝礼に役立つ人心掌握術 行動心理学に基づく人心掌握術
・ 人が育つ会社にするには(ワーク)
を中心に進めていく

◇話の前提として図形でとらえる
二つの三角形の話
なぜ? 誰の為、何の為? どうやって? いつまでにどうなる?という視点で経営者、従業員の話を聞いている。
「仕事の四要素」、「経営の四要素」を明確にする事が大切。明確になってない会社もある。氷山に例えると目に見える部分は全体の1割にしか過ぎず、「理念や戦略」は海に隠れていたり、「ビジョン」は雲に隠れていて曖昧なものになってしまいがちである。図形に表して明確にしていく事が大切である

人材の三角形の話
最終的には「成果」を求める。「成果」につなげるものに「発言や行動」がある。人間の土台には、「資質や人間性」といったものがあるが、それだけが直ちに「発言や行動」に結びつく訳ではない。「技や知識、情熱・やる気」がその土台の上にある。さらに実際の行動に大きく影響を及ぼすものに「価値観・考え」がある。
「資質や人間性」は変えられるものではないが、「技や知識、情熱・やる気」「価値観・考え方」は変えられるものである。中小企業の経営者としてここを変えられるように気づきを与えてやる事が大切ではないか。

◇事例から学ぶ組織変革
長崎県島原市 (有)上田自動車 自動車の修理会社の成功事例
2代目上田社長には悩みがあった。
事業の悩みとして
・ クレームが多い ・見積もりの端数が切られる ・売り上げが読めない(修理に依存する待ちの営業の為、月末まで売り上げが読めない)
社内の悩みとして
・ 自分も社員も燃えてくるものがない ・従業員に満足のゆく給料が出せない ・目をかけた社員から辞めていってしまう。
といったものがあった。
そこで悩んだ末、スズキ自動車が主催する経営者塾に参加する。あらゆる経営者と話しをするにつれ、いかに自分が勉強してないか気づく、生来の負けず嫌いもあって猛勉強をし、会社の問題を全部解決してやろうと決意。
まず、
ビジョン:管理台数(顧客)を10年で10倍にする。
経営理念:自ら市場を作る。市場は待つものではなく、作るものである。
の二点を掲げて、具体的な戦略・戦術を磨いていった。

戦術:自動車修理サービス業と定義し、車検サービスに営業を絞り込む
結果、2004年時398台だった管理台数が2012年には3,872台になり、8年で目標を達成した。
最新の機械を導入すべく、事業計画を策定。作業場をガラス張りにして顧客に見えるようにした。作業前に顧客に説明し、納得してもらう(インフォームドコンセント)。説明の内容をインカムで社長もチェック。合意形成ができているのでクレームが激減した。顧客管理ボードで、顧客の情報を管理、修理時期等を把握する事で待ちの営業から脱却した。
社内の悩みは解決したのか。
台数単価から時間単価に切り替えた。社員全員が管理会計学び、どうすれば利益が上がるかを考えるようになった。顧客から直接ありがとうと言われ、やる気の向上、給料の向上、従業員数増につながった。リピーター率は90%に。
修理を売るのではなく、信頼を売る。モノを売るのではなくコトを売る会社に。

まとめ、理念も大事、そろばん勘定も大事だが、その間の戦略の部分キラーコンテンツを持つ事(この例では見える化)が大切である。そのようなアイデアが従業員から次々出てくるような会社になると強い。

◇行動心理学の大前提
すべての生物は、気持ちいいか、不快かで行動を決める。
・ 飢えや渇きをいやせるか?  (経営に当てはめると)⇒給料・報酬の事
・ 関心のある事に没頭できるか? ⇒魅力ある仕事を与え、関心を持たせる
・ 好きな人と一緒にいれるか?  ⇒人間関係

心理学上の話
Q、相手の事をもっと知りたい時はどうしたら良いか。
① 相手の言った事を復唱する。
② 自分の事を話す。
③ 心で聞く。
A、心理学上は②
自己開示の返報性:自分を開示すると、相手も同じだけの情報を開示する。

など

◇権限移譲の説明で最も正しいのはどれか
① 任せたら、基本的に放っておく
② 任せても、相談があれば、相談に乗る
③ 任せたら、失敗しそうな時でも助けない
④ 任せても、報告と連絡だけはさせる

全部正しいが、中小企業的に最も正しいのは①だと考える。

権限移譲させる場合には4つの約束事がある。
・ 目的と背景のみを伝え、何をやるかどうやるか(手法)は伝えない
・ 予算、納期、精度を約束する
・ 最後までやりきる事を約束する
・ 最後の責任は上司が取る

自分の会社の右腕と呼べる人材に本当の意味での権限移譲ができているか考えてほしい。

◇思い当たる企業病
・ わらひも病 ・祭り酒病 ・作業モード病 ・一匹狼病
ワーク:自分の会社にあてはまる病を挙げて、「何を」「どのように」改善するか考える

◇まとめ
なぜを問う経営が新たな市場を生み、それによって顧客に愛され続ける事になる。教え込むのではなく、引き出す人材育成をする。戦略・戦術をしくみ化して上手に循環させる事。5%の新規性をいかに考えていくかが大切。

■ 最後に 島田健作氏
・ 社員を巻き込んでゆく事が大事。
・ 来期カリキュラムについて
7月8日から開始 初回山口先生ご登壇
スケジュール表配布
3期目は35名を目標にしている。

■ 2期会長から挨拶
株式会社テクシード 代表取締役 奥河内氏
リノベーションという新しい事業を始める際に参加した。今ではリノベーションが大きな柱となり、売り上げも倍増した。ここで学んだことを自社でどう具体化するかが大事だと思う。
小さい会社がどう世間にアピールしてゆくかという手法を勉強した。これからもスモールサン・ゼミが広島の中小企業を変えてゆくモデルとなる勉強会になると思う。

以上


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